Paris日記② パリでバスに乗る
パリは12月5日から始まったストライキ真っ最中。
頼みのメトロは1番と14番だけが動いていて、他の路線は昼間は止まってます。今回の旅は移動手段にいろいろ工夫が必要です。
まずは歩く。パリは京都に似ていて非常に小さな街です。歩こうと思えばルーブルからエッフェル塔まで歩けるし、がんばろ!と思えばある程度の観光は歩いて回れます。(石畳を歩くと足腰にきますので、ホテルでのバッテリー切れに要注意。)
今回はバスを駆使しました。
21番と95番のバスは便数も多く、ほんとに助かりました。バスは行き先をフランス語表示、放送しますのでちょい注意して乗ってるといいです。間違えても気にせずにね。
チケットを入れる所には大概だれかが通せんぼしてるから、シルブプレで通してもらいます。私は何人かのマダムに助けられ、コッチにいらっしゃいな、とかアレコレ教えてくださいました。
フランス語に英語を混ぜて話してくれるので、大体の文脈を推理しながらの会話が楽しいです。
メルシー!と笑顔でお礼を伝えて。降りる時にオゥバー!と言えば日仏交流完了です。
夕方になってくるとバスも道も混み合いますが、京都で例えると、桜や紅葉の時期の市バスに比べたらスカスカです。
東京に例えると、朝夕ラッシュ時の山手線に比べたらスッカスカですので、ご心配なく。
そういえば、小さな女の子2人を連れた中国人の若いママさんがバスに乗ってきて…、お姉ちゃんの子は立ちながら寝てました。妹はママにもたれていましたが、優先座席に座っていたフランス人マダムが「お膝にお乗りなさいね」と抱っこしてくれました。
「重くないですか?」とママ。
「大丈夫、私の膝は強いのよ!」とマダム。
混み合うバスの中に、笑いが広がりました。
シャレたこと言うなぁ、私もこんな人になりたいわ。
国と国では問題があっても、個人どうしでは優しくできるのです。無理せず、自分のできる事で誰かの助けになれるなら、本当に幸せなことです。
いろいろ考えながら石畳を走るバスに揺られていました。
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