2020-01-03
Paris③ スリの考察
今年のパリは4年ぶり、相変わらず美しく喧騒の街でした。
こぎれいなgirlsスリが増えています。殆どのメトロがストライキで閉まっていたこともあり、バス停やオペラ地区に複数のスリグループがいました。
特徴は、4人組か2人組です。4人の方は、可愛い顔ひとり、普通の顔ふたり、体格のいい女子がひとり。
可愛い顔の子が声掛け係、普通のふたりは実行犯、体格女子は身体を張って逃げ道を塞ぎます。
私が出会ったのは4人組。おしゃれして楽しくお喋りしながらバス停でタムロしていました。
スリはターゲットと目を合わせることなく近づいてきます。
第3の目でターゲットを決めて阿吽の呼吸で囲みます。
囲まれたら逃げにくいので、声掛け係が「マダム…」と言う前に!「マ…」の時に!拒否しなければなりません。
「マ…」と言ったら「ノン」です。
男性の場合は「ムッシュー」の前に「ノン」です。
もちろんパリには親切な方も多く、道を教えてくれたりバスの乗り方やメトロⓂ️の走ってる時間を教えてくれたり、何人かのマダムやムッシューにお世話になりました。
じゃあ、どこで嗅ぎ分けるか?
それは、人生経験と勘です。
なんとなくアウト! なんとなくセーフ!
人間ウォッチングを兼ねて、スリと善人を見分けるのです。
女子スリチームはずる賢く素早い。地理に強い。体当たりされたら怪我しそう。
対抗するには素早い洞察力で、大きな声ではっきり「ノン」そして、その場を去る。怒らせたら怖いので関わらない。
ちっとも恥ずかしくありません。パスポートやカードをスラれて、関係者に連絡することを思えば、定のいい発声練習です。
パリでは自分の周り360°、天地も360°。合わせて720°気をつけて歩いて楽しむことをオススメします。
関連記事
コメントを残す